お世話になっております。
趣味というかなんというか、休みの日は近くのサウナに行くんですよね。
スーパー銭湯並の大規模な所ではないんですがそこそこ設備も整ってるお気に入りの銭湯。
この間もそこに行きまして。
夕方5時くらいですかね。少し早い時間。
まだ日も明るい。
ただ、日曜日だったのでまぁまぁ人が多く、家族連れでしょうか。
小さな子供も走り回っております。
浴場に足を踏み入れると、ジェットバスコーナーみたいのがあるんですけどそこに何やら人だかり。
5人くらいですかね。何やら集まってる。
何だよ、俺そこに行きたいのに。
空いたらそこに移動しようと思って、すぐ側の普通の風呂に入る。
しかし、いったい何集まってんだろ。
聞き耳を立てるというか、普通に聞いてたら何やらそのジェットバスコーナーでおじいちゃんがモノを落としたと。
それでみんなで探してるような感じ。
なるほど。それで集まってんのか。なら仕方ない。待つよ。
一体何を落としたのか知らないけれど風呂場に物持って入るんじゃねぇよ。マナーだろマナー。
ただでさえ波立ってる湯船に加え、ジェットバスでブクブクあちこちで泡立ってるからなかなか見つからないみたい。
しかもその日に限って入浴剤が入ってたようで、うっすらと湯船が白く濁ってる。
一緒に探してるおじさんの息子でしょうか。子供がたたたと走ってきて尋ねます。
「パパぁ。何してんの?」
おじさんは半笑いで「このおじいちゃんの入れ歯が落ちたから探してるの。」
何ですと。
おじいちゃんも照れたように「ふんまへんなぁ(すいませんな)」
一刻も早く探しやがれお前ら。
入れ歯のダシが入った風呂なんか入りたくねーぞ俺。
全くとんだトラブルだなおい(笑)
一向に見つからないのでおじいちゃんが「ひょっとまっへ(ちょっと待って)」といって出て行きました。
どこ行ったんだろなー思ってたらおじいちゃん脱衣所から戻ってきて眼鏡をかけてる。
「ほれでよお見える(これでよう見える)」
よっしゃ!これで怖いもんないぜ!
おじいちゃんジェットバスコーナーに戻って!
でも
即効眼鏡が曇るアクシデント発生。
「見えん。」
そりゃそうだろ!
何なら既にうっすら曇ってたよ!!
それでも必死に眼鏡のまま探すおじいちゃん。
眼鏡が蒸気にやられ滑り落ちる。
そのまま眼鏡が湯船に消えて行く。
子供がぼそり。
「また無くなったー。」
あー。あー。放送席ー。放送席—。こちら
アクシデントの連鎖が続いております。
んだよんだよ(笑)
面白過ぎるだろ!!
どんだけ連鎖すんねん。
ぷよぷよなら俺にじゃまぷよがたくさん落ちてくるぞ!
俺 敵じゃねーし!!
眼鏡と入れ歯を見つけるはめになってしまったおじさん達。
結局関係ない別のおじさんが「痛っ」と叫び、
「ごめん、さっきから探しよるのこれかね。踏んでしまったけど。」
と言いながら手に持ってたのは入れ歯。
おじいちゃん嬉しそうに
「ごめんらさいね。ひょっと眼鏡ないから確認れきんけど。」
って入れ歯落としたのあんただけだよ!!
確認の必要ねーよ!!
※眼鏡は隅の方で落ちてた所、子供が発見してました。